世界経済が崩壊に向かっています。リーマンショックが２００８年に発生したさいに多くの方が
今のような状況を数年後に迎えるであろうと予測していました。
しかし、今後さらに厳しい状況を迎えることになるかもしれません。
ニュージーランドドルも大きく売られています。また、新興国の宿命からかキャピタルフライト
＝資金引き上げの動きが活発化しているため、ニュージーランド経済は疲弊しています。
もともとニュージーランドは羊毛をはじめ１次産業の輸出に頼って経済を構築してきました。
このため、世界経済の影響をモロに受けることになります。
そして、これまでリーマンショック以降、ニュージーランドは中国の内需拡大政策による需要
拡大に助けられてきたわけですが、残念ながら中国経済もバブル崩壊を迎えています。
中国はインフレが急速に進んでいるため、物価上昇が賃金上昇を遥かに早いペースで進ん
でいるため、金融当局がいくら金利を利上げしても追いつきません。
庶民の多くが銀行に預けてもお金の価値が減る一方なので株式投資に走ります。
そして、この資金を大口の投資家が飲み込みます。まるで投機が経済を食い尽くしているか
のようです。中国がこのような状況では世界各国の輸出競争はさらに激化します。
一部の商品価格は、需要減から大きく低下する可能性が高いです。そうなるとさらにニュー
ジーランド経済は厳しい状況に追い込まれることになります。
為替変動が大きくなる場面が今後より多く見られることになると思います。ですので、金利差
を狙った取引で利益をあげるのは、これまでに以上に難しくなるでしょう。
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