実際に昨年の前半くらいまではFX取引でスワップポイントを狙った取引
に対する旨みがありましたが、残念ながら今現在では正直なところ1年
程度中期でスワップポイントを狙うのは厳しい状況にあります。
基本的にスワップポイントとは、
外貨預金でいえば金利に相当するもの
です。取引される2国通貨間の金利差調整のことを指します。
ですので、もし、円に対してニュージーランドドルを買っている場合には、
金利の低い円を売って金利の高いニュージーランドドルを買います。
こうしたことから、買っている通貨の金利から売っている通貨の金利を
差し引いた2国通貨間の金利差はプラスになります。
そして、これによりスワップポイントが発生します。FX(外国為替証拠金
取引)の場合、原則として毎営業日スワップポイントが発生します。
FX取引の場合は外貨預金や外貨MMFのように一方通行の売買だけ
でなく、売り買い両方できるのが大きな魅力となっています。
しかし、反対に注意しなければならないのは、円に対してドルを売って
いる場合にはFX取引会社にスワップポイントの支払いが発生します。
また、スワップポイントは当該通貨の金利変動などによって、その都度
受渡しの金額が見直されますので安定していません。
実際に豪ドルや、
ニュージーランドドルなどのオセアニア通貨は非常に
高金利であるためスワップポイントを狙って取引される方が多いです。
しかし、何度も申し上げています通り、豪ドルや、ニュージーランドドル
は市場規模が小さく値動きが激しいのが特徴です。
ですので、スワップポイントを狙ったFX取引は年1~2回ある暴落時に
買うのが良いでしょう。それまでノンビリ構えることができる余裕がない
とスワップポイントを狙った取引は難しいです。
また、1~3年程度保有する場合は為替変動リスクにひっかかりやすい
ので5年くらいの長期運用がペストです。
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