前日のNY原油先物市場にて、産油国リビアが減産を検討している
ことが報道されると再び供給不安が再燃しました。
指標となる米国産標準油種(WTI)の8月限がついに1バレル=140
ドルを突破する非常事態となりました。
これにより、今年に入ってからすでに4割以上値をあげることとなっ
たわけですが、依然として高騰に歯止めがかかる気配が全くといっ
ていいほど感じられず、先行きに対する不安が高まっています。
終値ベースでは139ドル後半をつけて最高値を更新しました。
原油高によるインフレ懸念が高まることによって、世界中の国々の
経済に深刻なダメージを与えることが予想されます。
そんな中で、ニュージーランド統計局が、08年第1・四半期の国内
総生産を発表しました。内容につきましては前期比0.3%減となっ
たのですが市場予想と一致しました。
ニュージーランド中央銀行も同じく前期比0.3%減の予想を建てて
いたため、同市場は大きな変動はありませんでした。
しかし、上述したように原油高によって、リスクポジションを減らす
投資家の動きが活発化しています。
このためドルが売られる展開が活発化しております。欧米の金融
機関の先行きに対する懸念感がここにきて一気に拡大することに
なったので、再び金融市場が混乱しそうです。
また、繰り返しになりますが原油高によって今後は海外への輸出
に依存しなければならない日本やニュージーランドは厳しい状況
を迎えることを余儀なくされそうです。
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