【ニュージーランドドルで始める外貨投資】
世界中の金融市場におきましてサブプライムローン問題に関
する懸念は、依然として高い状態にあります。
これを受けて、主要中央銀行5行の協調流動性対策でも払拭
されて発表が相次ぐ米経済指標や、米系金融機関の第4・四
半期決算、その後の株価の反応などが焦点となるもようです。
CPI(米消費者物価指数)の内容を受けて追加利下げ観測が
後退し、ドルは対ユーロで大幅な伸びが示されました。
中銀５行の対策発表などを通じ、サブプライム問題をきっかけ
とする金融市場の動揺は幾分落ち着きました。
しかし、市場参加者の多くは、解決には至っていないとして、
依然、警戒する姿勢を崩してはおりません。
また、サブプライムローン問題は、長期化で実体経済への
影響を懸念する声も市場では聞こえ始めております。
こうしたことを受けて、市場ではこれまで相場の反応が限られ
てきた
米経済指標への関心が高まりつつあるようです。
事実、11月米小売売上高や34年ぶりの高い伸びを示した11月
米卸売物価指数(PPI)などを受けて、外為市場ではドルが大幅
に上昇することとなりました。
今週、米国では以下の通り経済指標が発表されます。
(17日)
12月NY州製造業業況指数
12月米住宅建設業者指数
10月対米証券投資
(20日)
11月米景気先行指数
12月米フィラデルフィア地区連銀業況指数
第3・四半期米GDP確報値
(21日)
11月米個人所得・消費支出
今後の金融市場の行方へに関しましては、サブプライム問題
は金融機関の損失がどこまで広がるのかが大きなポイントです。
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