基本的に外国為替証拠金取引(FX)では外貨預金や外貨MMFなどの金融商品よりも
多くの種類の
外貨が取り扱われています。分散効果がより高まります。
外国為替証拠金取引(FX)を行う会社の多くが取り扱う外貨としては、米ドルやユーロ、
ポンド、豪ドル、
ニュージーランドドル、カナダドル、スイスフランの7通貨です。
最近では取り扱う通貨を増やしている
FX取引会社も多く、南アフリカランド、中国元、
香港ドル、韓国ウォン、タイバーツ、台湾ドルなどバリエーションも非常に豊かです。
こうした外貨の売買のほとんどは円建てで行われます。多少各種手数料が割高にな
りますが、外貨同士の売買が行えるFX取引会社もあります。
例えば米ドル/ユーロや、ニュージーランドドル/米ドルなどという具合です。こうし
た
通貨ペアまでを組み合わせると、売買のできるのは57種類にもなります。
しかし、外貨同士の売買では、慣れないとレートがわかりづらいという難点があります。
ニュージーランドドル/USドルで、何を基準にニュージーランドドルが上がっていると
いわれても最初のうちは中々ピント来ないと思います。
主な理由としては日本人は円をベースに為替相場を考えているからです。ですので、
最初から
ニュージーランドドルから売買するのはあまりおすすめできません。
ユーロや米ドルのような主要国通貨の中でも取引量が圧倒的に多い通貨で取引を初
めるべきです。そして、ある程度
為替取引の仕組みに馴染んでからニュージーランド
ドルやオーストラリアドルなどの高金利通貨の売買を行う方がよいかもしれません。
依然として米国経済が大きく低迷しているため、円高傾向にありますが主要国通貨の
中で最も重要な通貨が米ドルです。世界の
基軸通貨であることにかわりありません。
自国の通貨が弱い国では米ドルの方が逆に好まれるくらいですが、実際にほとんどの
国の通貨が米ドルを軸にして取引レートを表示し、貿易の
決済通貨になってます。
次にあげられるのがユーロで、欧州の統一通貨です。フランス、ドイツ、イタリアなど多
くの国の通貨で、米ドルに並ぶ世界の基軸通貨となりつつあります。
また、高金利の通貨としてはニュージーランドドルや、オーストラリアドルなどがあげら
れますが、世界的な景気後退の影響から
利下げが繰り返される可能性があります。
実際に、FX取引でスワップポイントを狙った取引は
高金利通貨に関しては依然として
有効ですが、どのタイミングでエントリーするかが非常に重要です。
また、ニュージーランドドルやオーストラリアドルなどの高金利通貨一本で取引するの
は危険ですので、複数の通貨に分散して投資することをおすすめします。
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