ニュージーランドドルとオーストラリアドルは同じオセアニア通貨で、主要国の中では金利
が高いので人気があります。2007年まではNZドルは8%台、豪ドルは6%台でした。
このため、高いスワップポイントを狙って取引することができたいわけです。しかし、今では
半分以下まで金利水準が低下しているのでスワップポイントも実際に低下しています。
スワップポイントは二つの通貨を交換するにあたって金利差が生じるわけですが、必然的
に金利差が生じますので、この金利差を調整する必要があります。
つまりスワップポイントはこの金利調整分のことなんです。例えばFXで円とニュージーラン
ドドルを買いポジションを建てた場合はスワップポイントが発生します。
この状態は金利の安い円を借りて金利の高いニュージーランドドルを持っているのと同じ
状態です。ですので、安い金利を払って高い金利をもらっている格好になります。
あまりにも説明がへたくそなので、かえってややっこしくなってしまったかもしれませんが、
これがFX取引でスワップポイントが発生する仕組みなのです。
また、反対にニュージーランドドルを売りから入る取引の場合は、金利の高いニュージー
ランドドルを借りて金利の安い円を保有していることになります。
ですので、この場合はスワップポイントを支払わなければなりません。円より高い金利の
通貨を売りから入る場合は毎日スワップ金利を支払うことになるので注意が必要です。
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