為替相場を長期的に動かす要因の一つに金利があげられます。為替の世界で金利とは
政策金利をさします。政策金利は各国の中央銀行の金融政策によって決定します。
ニュージーランドの政策金利はニュージーランド銀行(Reserve Bank of New Zealand)
によって調整が行われます。一般的に政策金利は景気によって左右されます。
景気が良いときには金利は高く設定されています。景気が悪いときには低く設定されます。
景気が良いときには企業も積極的に事業を拡大するために積極的に動きます。
人員拡大や設備投資が活発化することになると、さらに景気は上向くことになりますので、
一般の生活者も給料が上がり、消費意欲も喚起されるので物やサービスが動きます。
そうなると必然的に物やサービスの価値があがりますので、次第にインフレ化が進むこと
になります。そうするとインフレ化を抑えるために政策金利を利上げします。
そうすることで、過熱した経済を沈静化させるのです。反対に不景気のときは企業は業績
が悪化したことを受けて事業を縮小するために奔走することになります。
人員を縮小したり、不要となった設備を売却します。そうなると一般生活者の間でも賃金が
カットされたり、失業することとなり、消費を抑えるようになりますので景気が悪化します。
お金の価値が物やサービスに対して高まることになります。次第にデフレ化が進むことに
なります。このため政策金利を下げてお金を借りやすくして経済を刺激します。ですので、
景況感に関する指標は常に注目する必要があります。
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