これまで、FRBの金融政策が実施されたことによって金融機関
の追加損失拡大懸念も後退する格好となったので、一旦は、
信用不安が収まったかに見えました。
しかし、ここにきて再び米国株式市場が先導する形で、各国の
株式市場、
外国為替市場、先物市場、債券市場、不動産市場
が大きく揺れて動いております。
依然として日本の金融機関は欧州ほど被害を受けていないよう
ですが円高に振れると輸出に頼る企業は大きな被害を被ります。
これまで
米サブプライム問題による円高基調について各メディア
では、「当分内外金利差は埋まらないので、一時的には円高に
振れることがあっても、今後も円安基調は変わらない。」
といった楽観視する意見が多いように思いました。
あるメディアでは、過去のドル円相場と日米金利差の相関性に
ついて論じられていました。
その記事を読む前までは、この二ヶ国間は高い相関性があると
思っていたのですが、実際はあまり高くなかったのです。
FX取引を行う上で、スワップポイントを狙ってトレードされている
方に限らず、実際の相場での金利差が相場予測をする上では、
最も重要なポイントと考えている方も多いと思います。
実際に過去の
ドル円相場をみると、持続的に金利差とは逆に振
れる場面も多く見受けられます。
また、ドル円相場と金利差が相関するのは、米景気の好調に伴
って金利が上昇し、高止まっている局面に限る現象なのです。
相場の動きと金利差に高い相関があるため、米景気が減速すれ
ば金利差が大きいままでも円高になるということもありえます。
アジア通貨危機のよに一瞬で30%前後も変動したらどのような
酷い事態となるか、考えただけで恐ろしくなります。
ですので、FX取引を始められて日が浅い方は、またしばらくは、
オーバーナイトしない方が良いかと思います。
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