高金利が魅力とされるニュージーランドドルに投資することで儲ける
ためには為替の動きには常に敏感でいる必要があります。
歴史的な暴落となっているだけに注意が必要です。また、為替市場
の動きを予測する上で役立つのが各種経済指標や統計です。
実際に外貨投資をするにあたって、投資する通貨の国の経済情勢
を調べることは非常に重要です。
主要国の経済情勢や為替相場の動きに注意する必要があるので、
ニュージーランドだけ調べれば良いというわけにはいきません。
その中でも特に注意すべきなのは各国の政治や景気の動向、貿易
収支、金融政策、為替政策など、また、アメリカの大統領選挙、中国
の経済政策、イラク情勢などは特に為替に大きな影響を与えます。
各国のGDP(国内総生産)や民間設備投資、雇用統計等を手がかり
にすることで、為替動向の今後の流れを把握する事ができます。
上述した情報を、どのような手段を使って、常に捉えれば良いのかと
いいますと、為替の動向を把握するの役立つ情報源(インターネット、
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など)は色々ございます。
そんな中で一番おすすめなのが日本経済新聞です。もしかしたら、
意外に思われるかもしれません。
日経新聞のマーケット総合一面には東京外国為替市場の為替レート
と並んで、世界の株式市場や、債券市場からみた為替市場の動向に
ついて分かりやすく解説されています。
読んでいるうちに自然と為替市場のトレンドを掴む事が出来ます。
「景気指標」というコラムでは、日米の貿易収支や経常収支などが
月ごとの時系列でまとめられているので非常に分かりやすいです。
また、為替市場に関連したこと以外も、まとめて色々な情報を吸収
することができますので、オススメです。
為替レートは、異なった通貨間の相対的な需要の高まりによって決
まりますので、どんな通貨に投資するにしても、日本の経済情勢に
ついては最低限把握しておく必要がございます。
日本国内の景気動向を知る上で欠かせないのが、内閣府から毎月
発表される「景気動向指数」です。また銀行が四半期ごとに発表す
る※「日銀短観」や「民間設備投資」にもぜひ注目しましょう。
大切なのは、現在の情勢を知る事で、これからの為替動向を予測し、
外貨投資で儲ける機会を掴んだり、リスク回避をするためにも、今後
の動向を予測できるようになる必要がございます。
※日銀短観とは、日本銀行が3ヶ月ごとに実施する企業アンケートを
まとめたもので、全国約1万社の民間企業の景気感や設備投資計画
から景気の先行きを予測します。
日銀短観で注目すべきポイントは「主要企業・製造業の業況判断DI」
です。大切なのでかならずチェックしましょう。
以下は為替に影響を与える要因を簡単にまとめました。
<円安・ドル高になりやすいケース>
(国内)
デフレが高まる
民間設備投資の縮小など
(海外)
貿易赤字軽減
個人消費が良好
金利が上がる
雇用統計がプラスになる。
<円高・ドル安になりやすいケース>
(国内)
日本のGDPの伸び率が高い
ゼロ金利政策解除
日銀短観の見通しが良好である
景気動向指数の先行指数が50%以上
民間設備投資が大幅に増えた
(海外)
貿易赤字の拡大
インフレ感が急速に高まる
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