日銀短観という言葉は、新聞やテレビで頻繁に利用されていますので、一度は耳に
したことがあると思います。正式名称は、主要企業短期経済観測調査といいますが、
日銀短観と省略されて利用されることが圧倒的に多いです。
この日銀短観は、日銀が独自に資本金10億円以上の上場会社と従業員50人以上
からなる中小企業の企業経営者を対象に調査を行ないます。
調査法に関して、国内外のメディアから問題視されていますが、重要な指標である
ことには変りありません。そして、日銀によって調査された結果につきましては4月、
7月、10月、12月に発表されます。
日銀短観の項目の中で市場が注目するのは業界判断の主要企業製造業の業界
判断指数(DI)です。業界判断指数のもとめかたについてですが、景気が良いと答
えた企業の比率から景気が悪いと答えた比率を引きます。
これにより現状の景気状態が見えるとされています。この指標は、株式投資だけに
有効というわけではなく、
FXや外貨預金などの外貨投資、先物取引、REITなど一部
の不動産投資商品にも利用できる指標で、発表前後は相場が動きます。
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