FX取引ではポジションが思ったように上がらない場合は「ナンピン買い」といって、相場が
下がっている場面でポジションを増やしていく方法があります。
例えば1NZドル=63円で5000ドル買ったにもかかわらず、62円50銭まで下落してしま
いました。しかし、相場は依然として上がりそうな雰囲気にあります。
こうした場合に1000ドル、2000ドルといった形でポジションを増やしていきます。こうする
ことで取得単価を低くすることで、含み損を抱えている状態を軽減することができます。
例えば1NZドル=63円で4000ドル購入したとします。その後、62円50銭まで相場が下落
することとなり、収支をトントンにするには50銭戻るのを待つしかありません。
しかし、ここで4000ドルの半分にあたる2000ドルをナンピン買いすることによって平均取得
単価は62.83銭となりますので、収支がトントンになる損益分岐レートに近づきます。
こういった取引も1000通貨で取引することで可能となります。1万通貨単位でナンピン買い
すると、あっという間に投資額が大きくなるのでその分リスクが高まることになります。
しかし、1000通貨単位であれば1000NZドルを10回ナンピン買いすることで、ポジションを
買い増ししたとしても1万ドルNZドルですのでリスクは抑えられます。
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