FXの魅力の一つにレバレッジがあげられます。取引会社によっては400倍までレバレッジ
をかけることができます。株の信用取引が3倍ですので途方もない数字です。
しかし、レバレッジは高ければ高いほど良いというわけではありません。レバレッジを高め
れば高めるほどリスクが高まります。少し動いただけで利益も損失も大きくなります。
ですので、レバレッジを上手くつかいこなすためにも、しっかりとレバレッジの仕組みを把握
する必要があります。というのもレバレッジをかければ10万円しかなくても100万円分の
NZランドドルを買うことが簡単にできてしまうので、その仕組みを知る必要があります。
なぜFXでは実際の投資金の何倍もの取引がレバレッジをかけることでできるのかといいま
すと、FXが差金決済取引だからです。差金決済取引は決済することが前提の取引です。
例えば100万円分のニュージーランドドルを買ったからといって、ガソリンのように消費すれ
ばなくなるようなものではありません。100万円分のNZドルは必ず売ることになります。
そして、FX会社からすれば証拠金として10万円を預かっているので、100万円分のニュー
ジーランドドルが90万円以下にならなければ損しなくてすみます。
問題は証拠金である10万円以上の損失を被ることになるケースです。10万円で1千万円
分のニュージーランドドルを取引すればあっというまになくなってしまいます。
そうならないためにもFXではレバレッジに条件が設けられています。必要最低証拠金が
それにあたるのですが、これにより、無謀にレバレッジを高めることができないのです。
ちなみに2011年にはレバレッジを最大で20倍まで制限されることになってます。
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