例えば、現時点で預金金利や新しい債券の金利より高い金利のつく債券は、元本が仮に同じ
であったとしても、それだけ価値の高いものですので値段も高くなります。
このように債券は、もし、途中解約する場合、そのときの金利によって価格がちがってくること
がございますので注意が必要です。以前発行された債券の額面が100円にも関わらず、購入
価格が95円であったり、105円だったりすることが起ります。
ここで、市場金利が変化した場合はの外債価格の変化を考えてみた場合、例えば利率がとも
に年5%で期間が3年と10年のニュージーランドドル建て債券を100万円分購入したとします。
その場合の金利の上昇、下降によるニュージーランドドル建て債券の価格は以下の通りです。
<3年債> <5年債>
(金利が2%上昇したとき) 95万413円 88万2352円
(金利が1%上昇したとき) 97万4576円 93万7500円
(購入時) 100万円 100万円
(金利が1%低下したとき) 102万6785円 107万1428円
(金利が2%低下したとき) 105万5045円 115万3846円
外貨建て債券の場合は、その国の金利が買ったときよりも高くなっているか、低くなっているか
が問題になります。買った時よりその国の金利が上がっていれば債券の価格は下がりますし、
金利が下がっていれば債券の価格はあがります。
そして、償還までの期間が長ければ長いほど、当然のことながら価格が変化する幅は大きく
なります。そして、
外貨預金の場合は、もし仮に中途で解約しても、ニュージーランドドルなら
ニュージーランドドルでの元本保証はされています。
同じように外貨建て債でニュージーランドドル建て債の場合は為替変動がなくとも元本割れを
起こす可能性がございます。ですので、こうしたリスクに対して十分注意が必要です。
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