ニュージーランドドルのような高金利通貨は一定の水準まで到達すると必ず暴落とは言わない
までも大きく下落する運命にあります。その理由はいくつか存在します。
理由の一つにあげられるのが市場規模が小さいので大口がコントロールしやすい点で、大口の
買いが入ると買いが買いを呼ぶような格好となり、為替相場は上昇に向かいだします。
そうなると個人投資家のような小口投資家の数が次第に増えていきますので、需給バランスの
面でも買いが圧倒的に増えることになります。しかし、大口はいつまでも勝たせてくれません。
きりの良いところで利益確定売りを浴びせます。もちろん売りポジションを建てているので、売り
が一気に加速します。先に相場に入っているので利益も大きいため余裕をもって行えます。
しかし、常に相場を後追いしなければならない個人投資家の場合は満足するような利益をだし
ていないため、相場が戻ることを期待してポジションを保ってしまいます。
残念ながら相場が急回復することはありません。忘れたころにやってくるではありませんが、
相場の参加者が入れ替わるころを見計らって再び上昇に転じるように大口は入ります。
ですので、歴史はくりかえすかのように同じような状況が何度も時間を経て繰り返されることに
なるわけです。中長期で運用する場合は、この点を考慮して取引しなければなりません。
過去5年程度の相場の動きをチャートなどを利用して把握し、どの程度の期間保有するのか、
また、相場が大きく上下に動いた場合はどのように対処するのかといったことを事前に明確に
した上でニュージーランドドルのような高金利通貨を取引する必要があります。
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ニュージーランドドル 外貨投資 高金利
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