ニュージーランドに限らず、各国の政策金利が変動する場面では、
為替レートに大きな影響を及ぼします。
特にニュージーランドドルの場合は、外国為替市場での取引量が
非常に小さいため大きく変動する場面が度々見られます。
政策金利を決定するのは各国の中央銀行です。実際に、中央銀行
の役割は政策金利の決定にとどまらず通貨を発行したり、景気など
を伺いながら適切な金融政策を施します。
そして、中央銀行はこうした権限が与えられている公的機関である
ため、金利に大きく影響する翌日物金利を常に監視し、状況によっ
て翌日物金利を調整することで金利全体の仕組みを調整します。
こうしたことを一般的に政策金利と呼ぶのですが、政策金利は国の
金利動向を決定するための基準となっています。
なので、政策金利は為替レートに大きな影響を及ぼすことになるの
ですが、金利が高い国の通貨ほど買われるため通貨は上昇します。
反対に、通貨が低い国ほど売られる傾向が強いので、下落すること
から外国為替市場では政策金利が上昇する度に通貨は買われます。
ニュージーランドドルはこれまで政策金利を高い水準まで引き上げ
たことにより通貨を上昇させてきました。しかし高金利通貨の特徴
として常にインフレリスクが控えています。
なので、こうした点をしっかりと考慮した上でニュージーランドドルや、
ニュージーランドの金融商品に投資しなければなりません。
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