世界中の金融市場は依然として信用不安に揺れていますが、
株式などのリスク商品への
投資がこれまで控えられた分、反動で再び株式市場にマネーが流入してきました。
そんうした状況下でも人気を保っているのが、国家が発行する国債や企業が発行する社債
などの債券で、中でも外債は安全資産として人気が高いです。
これまで、外債の魅力は日本の国債のような低利回りではなく、高利回りで運用できる点が
人気の要因だったわけですが、最近は世界景気の悪化から金利が大きく低迷しています。
外債は大きく4つに分けることができます。外国政府、もしくは、外国の法人が、外貨建てで
発行した債券です。たとえばアメリカ国債、ニュージーランド国債などといった具合です。
そして、日本の企業が外貨建てで発行した債券の中で、トヨタや、キャノンなど日本の有力
企業がユーロ市場などで外貨建てで発行した社債なども多くの投資家に愛されています。
面白いのが外国の政府、もしくは外国法人が、円建てで日本国内で発行した債券で通常、
円建て外債を意味します。ですので、円建て外債(サムライ債といいます)などです。
そして、日本企業や国債機関、外国法人が、海外市場で円建てで発行した債券をユーロ円
債とよばれ、大きく分ければ、外債は外貨建て債券と、円建て債券に分けることが出来ます。
これらのうち既発債と新発債があり、ちなみに、既発債というのは、すでに発行されていて、
今現在でも購入出来る債券です。一方、新発債は新規に発行された債券のことです。
また、同じアメリカ国債でも、2年もの、10年物とに分かれており、利回りは通常満期までの
期間が長く設定されているほど高くなっています。
これは日本で預金しても、短期の定期預金より長期の定期預金のほうが利息が高いの同じ
ことです。利払いや満期のときの償還金の支払われ方で似た外債の種類もあります。
利付き債は、利息支払いのための利礼(クーポン)がついている債券です。日本の国債や、
社債と同じように、年に1回か2回の利払いがあるのが特徴とされています。そして、利率に
ついてですが、利率はたいてい発行日に決まっており、多くは複利で金利計算されます。
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ニュージーランドドル 外貨投資 外債 利息 債券
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