依然として金融不安が沈静化する気配がありません。このため世界景気の悪化は進む一方
です。そして、実体経済は全くといっていいほど良く無い中で、以前ほど金融市場は乱高下
しなくなりました。為替市場もレンジ相場を形成しています。
また、このような状態にありながら、FXをはじめ外貨投資は高い人気を誇っています。主要国
通貨が大きく政策金利を利下げする中で、ニュージーランドドルも一時8%台まであったのが、
2%台まで大きく金利を利下げしていますので、金利による利子は小さくなる一方です。
外貨預金は、取り扱い通貨が主要国通貨に限られていますが、FXの場合は取り扱い通貨が
非常に豊富で、実際にニュージーランドドル以外にも様々な通貨があります。また、各FX取引
業者も取り扱っている通貨ペアの種類を広げています。
ニュージーランドドルや豪ドルを取引する上でのポイントですが、円安化が進むと、資源国の
通貨に世界中のマネーがシフトされる傾向にあります。
また、同国が好景気にある場合は金利水準が高いので利益が得やすいですし、年に一度か
二度、市場規模が小さいため、大口が資金を一気に引き出すと、暴落します。
つまり、絶好の買い場が必ず訪れるということです。そして、もし、金利水準が高いときであれ
ば日本は依然として低金利状態が続いているので、大きな金利差によってスワップポイント
を得ることができるのがニュージーランドドルでFX取引する大きな魅力とされていました。
政策金利は基本的に景気が悪化すると、市場にマネーが流通し、物が買われることにより、
景気が上向くように利下げされることになります。反対に景気が上向くと、物価の上昇を抑え
るために、マネーの流通量を減らすために利上げされます。
しかし、注意しなければならないのは、日本のように長いこと景気の悪化が続き、金利水準
が低い状態にあると、国債の利払いがきつくなるので、仮に景気が上向いたとしても、利上
下することができなくなりますので、今後の世界経済の課題がここにあります。
『タグ』
FX 外貨投資 ニュージーランドドル 豪ドル 政策金利
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