金融不安が依然として沈静化する気配がない状態にもかかわらず、
外貨投資の中でもFX
(外国証拠金取引)の人気は非常に高いです。
残念ながら、主要国の多くが政策金利を利下げしたことによって、高金利通貨の代表だった
ニュージーランドドルも2％前後まで利下げしています。
しかし、それでも国内の預貯金金利よりも良いので、外貨預金感覚でスワップポイントを狙
ったFX取引を行なっている方が少なくありません。
先行きが不透明なため、できるだけ収入を増やしたいという方が年々増えています。副業を
やりたくても、時間的に合わないため、あきらめざる得ない方もFXであれば、24時間取引が
可能なため、仕事を終えて自宅にに戻ってきた後にゆっくりトレードすることができます。
ちなみに、株式投資の場合、証券会社によっては夜間取引が可能となっているところもあり
ますが、基本的には、朝9時から夕方の3時までしか取引できません。
ですので、FXは、こうした点も大きな魅力の一つです。自宅で、普通にトレードできることから、
FX取引を中心に行なっているトレーダーは、株式投資を中心に行なっているトレーダーよりも、
いわゆるデイトレード的な取引を行なっている方が多いように見受けられます。
投資を行っていない方からすると、デイトレ―ドは比較的容易に利益をあげることができると、
錯覚されがちです。実際にデイトレードは一回の取引では大きな利益を狙いません。
特にFXの場合は株と異なり、一日の相場でどんなに大きく動いたとしても２円程度ですので、
ひたすら、売り買いを繰り返して、小さな利益を積み重ねていきます。
相場に入って、もし、相場が保有しているポジションと反対の動きを示したら、その時点でポジ
ションをすみやかに閉じて撤退します。利益についても、「まだ上がるんじゃないの？」、「まだ
下がるんじゃないの？」と思えるかなり手前で利益確定します。
こうした形で、トレードしていかないと、簡単に相場に流されてしまうので、デイトレードのような
短期売買はスピードが命となります。もし迷ったがゆえに買いや売りを見送ってしまいますと、
大きく損失を被ることになりかねませんのでなおさらのこと素早く対応します。
ですので、デイトレードのような短期売買の場合は設定した売買ルールに忠実にトレードする
必要があって、特に損切りについては厳しいルールが設けられています。
若い方には、デイトレードはスリルあるので、投資法として魅力的に映るのなでしょうが、個人
的には、あまりおススメすることはできません。
確かに、相場にエントリーした当日でポジションを全て決済してしまうので、仮に、なんらかの
マイナス材料が翌日に発表されて、外為市場が大きく揺さぶられるようなことになっても巻き
込まれる心配がないというのは、やはり魅力的です。
しかし、そうはいってもデイトレードはリスクが高いトレード手法であることには変わりはありま
せんので、もし、実践されるのであれば上述した点を十分注意する必要があります。
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