ご存知の通り、ニュージーランドは資源国として豊富な資源に恵まれた国ですが、国土が
広い割りに人口が少ないうえに主だった産業もないので、輸出に頼らざるえません。
貿易に対する依存度が高いので当然のことながら米ドルとユーロの動きには注意しなけ
ればなりません。米ドルは基軸通貨ですユーロも米ドルに次ぐ取引量を誇ってます。
中東方面では原油の決済の大半はユーロで行われているほど、米国経済が疲弊したこと
により、ここ数年間で米ドルの価値が下がり、反対にユーロの価値が上昇しました。
しかし、ここにきてギリシャが国家財政破綻すると予測する声が広がり、破綻した場合に
ユーロ全域に、二次被害が広がることを懸念してユーロ離れが加速しています。
このため、ドルとユーロの力関係を取引する度に把握しないと取引そのものが難しくなりつ
つあります。ちなみにニュージーランドは貿易面で米国への依存度が大きいです。
一方、ユーロに関してはそれほどでもありません。ですので米国経済が上向いていること
を示す経済指標が発表されたりすると米ドルの価値が上がります。
そうなりますと米ドルの価値が上がると相対的にユーロの価値が下がりますので、必然的
にドル高・ユーロ安となります。こうした動きがニュージーランドドルにも反映されます。
為替相場は米ドルとユーロの力関係によって決まるといっても過言ではないほど世界中の
通貨に大きな影響を及ぼしますので、ユーロ・ドルは重要な指標となります。
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